心不全・BLSチーム
はじめまして!心不全・BLSチームです。
心不全・BLSチームは、2023年に作業療法士が心不全療養指導士の資格を取得し、新しく立ち上げたチームです。私たちは、循環器医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカーで構成されています。
みなさん、「心不全」と聞いて、どのような病気かご存じでしょうか?最近では、テレビCMや著名人の訃報などで耳にすることが増えていると思います。
心不全とは、心臓の機能が低下し、息切れやむくみが起こり、徐々に症状が悪化して生命を縮める病気です。高血圧や糖尿病、肥満、動脈硬化などが心不全の主なリスク要因です。一度心不全を発症し、症状が改善しても完全に治ったわけではありません。再び悪化させないように生活習慣に気をつけながら、心不全とうまく付き合っていくことが重要です。
心不全の悪化を予防するには、医学的な介入に加え、患者様やご家族への教育、十分な福祉支援、地域との連携など包括的な介入が不可欠です。
私たち心不全・BLSチームは、心不全患者を対象に多職種で療養指導を行い、心不全の悪化予防や再入院リスクの減少を目指しています。当院には循環器医師が2名在籍しており、理学療法士、作業療法士、管理栄養士の合計4名が心不全療養指導士として活動しています。
もし、歩行時に息切れを感じることや手足がむくんできたと感じた場合は、受診することをお勧めします。
[1] BLS(basic life support)一次救命処置
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『日本心臓リハビリテーション学会東北支部地方会に参加しました』(2025.12.11)
11月30日(土)、福島県立医科大学駅前キャンパスで開催された「日本心臓リハビリテーション学会 第10回東北支部地方会」に参加してまいりました。
今回の学会では、フレイル(加齢や病気による心身の虚弱)や運動耐容能が予後に大きく影響することが繰り返し取り上げられていました。しかし、心臓リハビリテーションはまだ十分に広く知られていない現状があるようです。
看護師による心臓病教室の開催や地域連携会議の実施、通院が難しい方のために集団型遠隔心リハを保険外サービスとして提供している病院、さらには地域のトレーニングセンターと連携している病院など、各地で工夫を凝らした取り組みが紹介され、とても興味深い内容でした。
また、雪国ならではの発表として、心リハ看護師による「除雪方法の検証」がありました。結果として、スノーダンプやシャベルの軽量化だけでなく、除雪速度や投雪回数を工夫することで負担を軽減できることが示されました。心不全の患者様にとって除雪は非常に高い負荷となる生活動作ですので、基本的には代行をお願いすることをおすすめいたします。どうしてもご自身で行わなければならない場合には、必要な部分だけにとどめるなど、心臓に負担をかけない工夫が大切です。
私たち心不全チームは、療養指導を行う際に退院後の生活まで見据え、地域のさまざまな職種の方々と連携しながら、患者様の生活の質を高めるお手伝いをしていきたいと考えております。
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今回は管理栄養士の役割と減塩の食事についてお話ししたいと思います。(2025.6.27)
始めに、チームでの管理栄養士の役割ですが、主に患者様の食事量や体調に応じての食事内容の検討や、栄養指導になります。心不全の方には、基本は塩分制限食(塩分6g未満/日)で提供しています。しかし、ご高齢で食べる量が少ない方には、少しでも食事がすすみやすいように、塩分を制限しなかったり、補助食品を付けたりします。反対に塩分制限が必要な方や、食事で気を付けてほしい方には、入院前の食事内容等をお聞きし、必要な方には退院後も心不全症状が悪化しないよう、栄養指導を行っています。
(栄養指導の様子)
心不全の方以外にも、塩分の摂りすぎには注意していただきたいので、減塩のコツについて簡単にご紹介します。
院内BLS勉強会を開催しました(2025.2.6)
突然ですが、あなたの目の前で人が倒れたら、対応できますか? 自信満々に「YES」と答えられる人は少ないと思います。
今回は、BLS(一次救命処置)勉強会についてご報告いたします。
10月から11月にかけて、病院および老健たきざわ職員向けにBLS勉強会を開催しました。まず、当院の循環器医師による小学校での突然死の例やBLS手順、AEDの設置場所や操作方法についての説明がありました。その後、昨年BLSプロバイダーコース※1を受講した看護師や理学療法士を中心に、心不全チームが人形を使った実技練習をサポートしました。
実技練習では、メトロノームに合わせた胸骨圧迫リズム、AEDの操作、バルーンマスクを使用した人工呼吸をペアで練習しました。参加者は、実際の急変時に備えてスキルを磨くことができました。
勉強会終了後のアンケートでは、「実践的な勉強会で良かった」「外出先のAED設置場所を意識するようになった」「定期的に開催してほしい」などの感想が寄せられ好評でした。
今回は病院内での急変時を想定して実技を行いましたが、これにより身近な家族を守り、外出先で出会う事故にも対応できるスキルが身についたと感じています。
心不全チームはこのような勉強会や活動をグループ内施設や地域の方々にも広げていきたいと考えています。
※1 BLSプロバイダーコースとは?アメリカ心臓協会の国際ライセンスを取得するためのコースです。
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